2011年 6月 の記事

国際シンポジウム 制度と運動—哲学の権利をめぐる問い

九州産業大学の藤田尚志さんのプロデュースで行われている連続国際シンポジウム「福岡でフランス哲学を!」の第三回にあたるシンポジウムが本日開催され、出席してきました。

午前中、西山雄二さん監督の映画「哲学への権利——国際哲学コレージュの軌跡」の上映会と討論会。
予告編?をyoutubeで観ただけで、本編を通してみるのは初めてだった(昨秋福岡日仏会館であった時は遅れて観られなかった)。
一つの制度ならぬ制度をめぐって、多くの哲学者たちがさまざまな角度から語り紡ぐ構成で、
制度と哲学(あるいは広く学問一般)の問題 について、
具体的で手触りのある形でひとを触発する、力のある映画で、予想以上に動かされた。

質問もあったけど、やはり映画という形式がすごく成功していると思った。

午後は、アルノー・フランソワ、佐賀大の後藤正英さん、西山雄二さん、藤田尚志さん の順で、発表。これらが、大変刺激になった。

体調が悪くて(今頃盛り上がってるはずの)懇親会に参加できなかったのが残念だったけど、映画・発表を通じて、哲学とは何か、哲学と目的性の関係、否定的な有用性(アルノー)、とても本質的なことについて深い洞察がえられた、個人的にはまれに見る「有用な」シンポジウムだった。

哲学をやっているわれわれにとってももちろん、哲学をかじり始めたばかりの学生さんたち、哲学の道へと踏み出そうとしている未来の哲学者さんたち、多くの人に、反省を促す、いいイベントだったのではないかな。

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