論文読み上げ

Macで論文読み上げさせるとき、言語変わるごとにいちいち環境設定開くのめんどいのでAutomatorでスクリプト書いてそれをサービスとして保存すれば右クリックから日本語・フランス語・英語の読み上げ切り替えできますよ。 複数言語を読む人にはオススメ。

アラヤでの講演

アラヤのConsciousness Clubにてトークします。

記憶のスケール可変性がどうして知性にとって重要か、今の考えをできるだけまとめて話します。既発表のものでは人工知能学会誌2018.07の「心と記憶力」の延長にあたるトークです。

多くの方と分野をまたいだ生産的な議論ができると信じています。

Date: Dec/13th (Fri), 19:00-21:00
Place: Arc Mori Building 24F

Title: Variable granularity of memory and intellectual flexibility: Bergson’s inversed cone model of the mind

Abstract:
The most impressive feature of Bergson’s philosophy lies in its consistent approach to the philosophical problems of the mind in general, in terms of the temporal structure of the system. It shows us a broad and comprehensive picture, endowed with necessary specificities, which is why it is theoretically attractive to modern engineering interests.
Bergson divides the problems of mind into two major phases in response to whether the information resource is current or past. In this talk, we focus not on the first aspect, which deals with the phenomenal quality of consciousness, but on the second aspect, the inversed cone model of memory, which enables the mind to perform higher intellectual activities.
Bergson proposes a model in which one’s entire memory, taken as an integrated system, is transformed in various ways in terms of its condensation (or granularity) and organisation, corresponding to each “plane” of consciousness. Distinguishing horizontal association within each plane from the vertical movement through different levels, he discusses the flexible creativity of intellection rather than merely combining specific tasks. In this presentation, I would like to provide discussion material for reviewing this model from the perspective of artificial intelligence, starting from the Paradox of the similarity association.

Language: English

こちらから登録お願いいたします。
https://2ndconsciousnessclub4th.peatix.com/

 

 

『コレージュ・ド・フランス講義』合評会@北海道哲学会他

12月22日に北海道哲学会の主催にて、

ベルクソン『時間観念の歴史 コレージュ・ド・フランス講義 1902-1903』(書肆心水)日本語版刊行記念合評会:アリストテレス・カント・19世紀フランス哲学をめぐって

と題して合評会を行います。

登壇者:
三浦洋(北海道情報大学)
蔵田伸雄(北海道大学)
村松正隆(北海道大学)

応答者:藤田尚志(九州産業大学)・平井靖史(福岡大学)

日時:12月22日(日)16:00-18:00
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟W409室
主催:北海道哲学会
共催:PBJ(Project Bergson in Japan)
科研費・基盤研究B:ベルクソン『時間と自由』の総合的研究―国際協働を型とする西洋哲学研究の深化(研究課題番号19H01190)


また、その前日には札幌の書店書肆吉成・池内店にて、ベルクソン『時間観念の歴史 コレージュ・ド・フランス講義 1902−1903』刊行記念トークイベントを行います。

日時:12月21日(土)
16時〜18時
場所:書肆吉成・池内店
登壇者:藤田尚志(九州産業大学)、平井靖史(福岡大学)
参加費:500円
お問い合わせ:yosinariikeuchi@gmail.com(担当:砂原)011-200-0098
北海道札幌市中央区南1条西2-18 IKEUCHI GATE 6F

 

汎心論を再起動する

ワークショップ「汎心論を再起動する ラッセル・ベルクソン・ホワイトヘッド」を12月14日、東京で開催します。

企画は高村夏樹・平井靖史 登壇者は上記二名に飯盛元章、コメントに鈴木貴之・國領佳樹・大厩諒(敬称略)を迎えて、現代汎心論をその源泉から照らし出します。

登録不要・入場無料。

長い歴史をもつ汎心論は、クオリア問題の解決策にとどまらず、20世紀に分岐し不幸にも相互対話が成り立たなかった様々な哲学的思考が再び合流する地点となる可能性を持っている。この合流地点で、あの野蛮にして魅力的な形而上学的戦いを再開すべく、今ここに汎心論を再起動する。

来週土曜日に迫ってきました。会場は後楽園にある中大の教室。 ハードプロブレムに対する有力な対応として現在再評価の機運が高まっている汎心論。

心を還元できないことを認めつつ、無からの創発も避けたければこれしかない。 そんな消去法だけで汎心論は語り尽くされるのでしょうか?

百年前に同じ「野蛮にして魅力的な形而上学的戦い」を繰り広げた三人の哲学者は、それぞれに別な可能性を見出していたようです。
今回のイベントは、チャルマーズの提起した「三つの結合問題」と、意識される・されないの「境界問題」にしぼり、現代と彼らそれぞれの違いを浮かび上がらせる企画になっています。

乞うご期待。

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トゥールーズWS:Physical Time, Biological Time: Bergsonism Today

トゥールーズで10月24,25日に開催された、ポール=アントワーヌ・ミケルとエリー・デューリングの企画による今回のワークショップのテーマは、物理の時間と生物の時間。

最初にエリーから「拡張ベルクソン主義」の趣旨が説明され、京都マニフェストのバリー・デイントンによる英訳が近く出版されることもアナウンスされました。

初日はバリー・デイントンによる汎心論と光自身の現象経験をめぐる問題提起的なトークから始まり、平井がベルクソンにおける階層的な多元的時間構造をモデル化するための「識別可能性」概念を導入するプレゼンを行い、最後に数理生物学者であるジュゼッペ・ロンゴによる生物時間と物理時間の違いついてのトーク、歴史性の問題を含む問題提起まで、それぞれ1〜2時間の十分な議論を重ねて行われました。

ミケルによる熱のこもったオープンング・リマークで幕を開けた二日目は、自然博物館のグイヨンによる生物種と目的因にまつわる諸問題、郡司先生による天然知性の密度の高いトーク、そして目覚ましい活躍をしている気鋭の理論生物学者マエル・モンテヴィルによる「新奇性」のモデル化にかんする発表。先在する可能性に還元されてしまう物理における新奇性との対比で生物における新奇性を論じるモンテヴィルの議論は、非常に先進的で刺激的なものでした。

午前から初めて丸一日ですが、発表を各3つに絞り、徹底的なディスカッションの時間を取ることで、学際的なギャップを超えた相互批判へ踏み込んだ充実した議論を実現していたと思います。
新しい「拡張ベルクソン主義」の扉がまた開いた二日間だったと言えると思います。

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グルノーブルWS:Remembering: Analytic and Bergsonian Approaches

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グルノーブルでの記憶の哲学ワークショップを終えて帰国。
現地の記憶の哲学センター(CPM)のカーケン・マイケリアンと共同で開催した今回の企画は、これまで断絶されていた2つの伝統、分析系の記憶哲学とベルクソンにおける記憶の議論を橋渡しする実験的な試み。CPM自体、昨年10月にオープンしたばかりだが、マイケリアンの主導によりものすごいペースで活動している。
他方、PBJでは『物質と記憶』の研究を開始した2015年度から、分析系の議論との接続は意欲的に行ってきた。知覚の哲学時間形而上学、そしてもちろん、デイントンを介して時間経験の哲学へと。そして、今回、CPMの開設に伴い、ベルクソン哲学のもう1つの重要な理論的重心をなす「記憶」についても機が巡ってきた。6月にマイケリアンの元を訪問し、ベルクソンの記憶理論との接合可能性について平井がプレゼンし、今回のWSの開催に至った。

CPMからは主に分析系の理論家、ハイブリッド理論の論文(これが今回の企画の大きなきっかけになった)の著者であるAndré Sant’Annaや、最近Remembering from the Outsideを出版したChristopher McCarroll、ベルクソンのデジャヴュ理論にも詳しいDennis Perrin、私的言語における記憶の問題を論じるReza Mosmerらが参戦。日本からは平井のほか、著名なベルクソン研究者である藤田尚志、永野拓也両氏に加え、言語の観点から記憶にアプローチしている桜木新氏。フランスからは盟友Sebastien Miravète。そしてキーノートとしてバリー・デイントンが参加。

お互いに方法的・理論的に小さくない隔たりがある中で、どうやってより生産的な対話ができるか、それぞれが柔軟かつオープンな姿勢で取り組んでいる点が強く印象に残った。

次の展開については、また後日報告できればと思う。

 

 

フランスでふたつのワークショップ

国際ワークショップ
Physical Time, Biological Time: Bergsonism Today
Temps physique, temps biologique : actualité du bergsonisme

10月24・25日、トゥールーズ大学。

PROGRAM Physical Time, Biological Time – Bergsonism Today

toulouse
ポール=アントワーヌ・ミケルとエリー・デューリングの企画による今回のワークショップは、レクチャー×論文のプレゼン×討論からなる2days。

レクチャーは初日は平井、二日目は郡司ペギオ幸夫。
プレゼンはデイントン、ジュゼッペ・ロンゴ、グイヨン、モンテヴィルの4名。

討論には、企画の二人のほか、Alexis BOISSEAU、ミラヴェット、藤田尚志、永野拓也、Mathilde TAHAR。

  • PHISCIVI・PBJ共催
  • 日時:10月24, 25日
  • 場所:トゥールーズ大学
  • 企画:ポール=アントワーヌ・ミケル、エリー・デューリング
  • 講演・討論者:平井靖史、バリー・デイントン、郡司ペギオ幸夫、Giuseppe LONGO、Pierre-Henri GOUYON、Maël MONTÉVIL、Alexis BOISSEAU、セバスチャン・ミラヴェット、藤田尚志、永野拓也、Mathilde TAHAR。

Temps physique, temps biologique : actualité du bergsonisme ireph.parisnanterre.fr/actualites/tem

  • SAB(国際ベルクソン協会)ウェブサイトのページへのリンク

International Workshop: Physical Time, Biological Time: Bergsonism Today – Toulouse, October 24-25, 2019

2つ目。

国際ワークショップ
Remembering: Analytic and Bergsonian Approaches

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  • 平井靖史(福岡大学・PBJ)とKourken Michaelian(グルノーブル大学・記憶の哲学センター)企画による、分析系の記憶の哲学とベルクソン記憶哲学の接続可能性を模索する実験的ワークショップ。
  • CPM(Centre for Philosophy of Memory)・PBJ(Project Bergson in Japan)共催
  • 日時:10月28, 29日
  • 場所:グルノーブル大学
  • 企画:平井靖史、Kourken Michaelian
  • CPMウェブサイトのイベントページへのリンク
  • SAB(国際ベルクソン協会)ウェブサイトのページへのリンク